物だけでなく、無闇に考える時間も減らすと有意義な時間を増やせる
断捨離の考え方を一歩進めてみる
不要なものを整理するだけでなく
不要な“考え”も整理する
無駄なことに思い悩む時間が減るだけで、その分を別のより有意義な考えに費やすことができるのではないか?
その具体的な対策を、私が実際にやっていることを元にまとめてみたい
方法1.読書時間を減らす
読書するとは、自分でものを考えずに、代わりに他人に考えてもらうことだ。他人の心の運びをなぞっているだけだ。(中略)だが食事を口に運んでも、消化してはじめて栄養になるのと同じように、本を読んでも、自分の血となり肉となることができるのは、反芻し、じっくり考えたことだけだ。(『読書について』ショーペンハウアー・鈴木芳子訳(光文社古典新訳文庫)より)
ショーペンハウアーのここでの主旨は、読書の数をこなすことより、少なくてもしっかり内容を噛みしめて自分のものにする方が重要である、という意味である
私の場合は最近、めっきり読書数が減った
その分、少ない数の本の、重要な個所を特にしっかり読むようになった気がする
本の要点やキーワードを捉えて、それらの相互関係や構造に絞った読み方が出来るようになってきた
その分、読書時間を減らせるようになった
方法2.睡眠時間を増やす
当たり前だが、寝ているときは無駄な考えは起こらない
むしろ、睡眠が頭の中を整理する働きをしてくれている
ゲームや動画、本に夢中になって夜更かしするのが、昔の私の悪しき生活習慣だった
しかし、最近はゲームをやめて、動画視聴と読書の時間が減ったために、敢えて夜更かしの必要がなくなった
介護の仕事の関係上、規則正しい就寝時間は確保できないのだが、こまめに仮眠を取ったり、休みの日は早めに寝ることも出来るようになってきた
当然、上手く睡眠を取れた翌日は実に心身が軽い
方法3.運動時間を増やす
運動に集中しているとき、運動以外の思考は二の次になる
特に、フォームを確認しながらのランニングやウォーキング、筋トレはその効果があると思う
最近は、梅雨のためにウォーキングはあまり出来ていないが、スクワットと四股踏み(最近、テレビで観て始めた)にはまっている
特に四股踏みは、普段使っていない太腿の裏筋が伸びる感覚があって面白い(毎回、攣りそうになるけれど^^;)
また、ネガティブな気分を発散させ、心身を調整し、睡眠に入りやすくなる効果もある
何をしようか迷ったら、まず歩いてみるのは手軽で良い選択だと思う
方法4.考えない時間を作る
敢えて何もせず、考えない時間を作る
座禅や瞑想で体の感覚を意識する時間を作るのも良いし、
本当に何もせず、ぼーっとするのもありだと思う
ぼーっとすると“幸せホルモン”と言われるセロトニンの分泌が高まり、すっきりした覚醒状態になれるらしい
何かしなくちゃ!という焦りを一旦脇において、
敢えて何もしない時間を作るのも心身の健康を保つ助けになるだろう
おしまいに
こうやって書いてきたが、私も書いたことを徹底できている訳では無い
というか、“徹底する”という意識が逆に重荷になってしまうのが私の性格のようだと、最近分かってきた
だいたい6割出来れば良い、ぐらいの適当な気持ちでやると、これからも続けやすい気がしている
これぐらい気楽に、断捨離してもいいと思う
ここまで読んで頂きありがとうございました!
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