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【読書】とっくに身近な病気です?!『認知症の人は何を考えているのか? 大切な人の「ほんとうの気持ち」がわかる本 』

初期の認知症は、周囲の人の関わりが8割

以前、認知症ケアの研修を受けた時のことを記事にしたことがあります⇩

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その時、認知症の人の症状を遅らせるのは、周囲の人の関わりが8割であると学びました

それが強烈に印象に残っていたので、⇩の本の「はじめに」に同じことが描かれていたことにハッとしました


認知症の人は何を考えているのか? 大切な人の「ほんとうの気持ち」がわかる本 (介護ライブラリー)

そう、“描かれていた”のです

この本も、以前⇩の記事でご紹介した『マンガでわかる!認知症の人が見ている世界』と同様に、マンガで認知症の人との関わり方がケース・バイ・ケースで描かれています

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これらの本は、認知症の人の側から見た、認知症の人の視点、世界を私達に分かりやすく説明してくれている本です

認知症の人と私達に、どんな関係があるのか?

しかし、こうお伝えすると、皆さんは疑問に思うかも知れません

いったい、認知症の人と我々認知症ではない人に、どんな関係があるのか?

私達は、認知症ではないのだし、関係ないのじゃないだろうか?

正直な話、関わり合いにもなりたくない

本音で言えば、そう思っているのではないでしょうか?

認知症は、既に身近な病気になっている

しかし、認知症はもう遠い何処かのやまいでは、無くなっています

あなたの身近な人や、あなた自身が将来関わる可能性が、とても大きい病気です

2015年の「日本における認知症の高齢者人口の将来推計に関する研究」によると、

2025年の65歳以上の認知症患者数は約675万人(有病率18.5%)となり、5.4人に1人程度が認知症になると言われています

しかも、令和5年版の高齢社会白書(概要版)によると、

・我が国の総人口は、令和4年 10月1日現在、1億 2,495万人。

・65歳以上人口は、3,624万人。総人口に占める 65歳以上人口の割合(高齢化率)は 29.0%。

・65~74歳人口は 1,687万人、総人口に占める割合は 13.5%。75歳以上人口は 1,936万人、総人口に占める割 合は 15.5%で、65~74歳人口を上回っている。

・令和 52(2070)年には、2.6人に1人が 65歳以上、4人に1人が 75歳以上。

となっています

つまり、これからも高齢化は進み、それに伴って認知症の人の人数も増えていくわけです

自分には関係ない、と言えないほど

認知症は身近な病気になっているのです

社会生活の基礎知識として、認知症の人との関わり方を学ぶ必要がある

自分が住む地域の自治会に参加するように、

子供が通う保育園や学校の行事やPTAに参加するように、

認知症の人と関わることが必要になる時が迫っている

そう私は、思っています

自分の親や兄弟が認知症になってから関わり方を学び始めると、

不適切な関わり方のために、認知症が余計に進んでしまう

そうなってから、後悔しても遅いでしょう

一番はじめに書いたように、初期の認知症は関わり方が8割なのです

マンガから入ると、認知症の人とどう関われば良いか、イメージしやすい

今回、ご紹介した本はマンガが入っています

どんな分野でもそうですが、絵付きで解説があると未知の分野でも学習がしやすいのは想像に難くありません

ここは新しい知見を増やすつもりで、是非この本で認知症の人について、読んでみることをおすすめします

まあ、気楽に、お一つどうぞ♪

今回ご紹介した本


認知症の人は何を考えているのか? 大切な人の「ほんとうの気持ち」がわかる本 (介護ライブラリー)

ここまで読んで頂きありがとうございました!

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