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【雑記】認知症予防にお手軽で効果的な指回し体操をご紹介します!

何歳から始める? 認知症予防に効果的な指回し体操をご紹介!

認知症予防に運動やアクティビティが効果的であるお話を、以前記事にしました

rudorufu00.com

ですが、皆様はこの認知症予防を具体的に何歳から始めた方が良いと思いますか?

50代? 60代?

もしかしたら、自分にはそんなものは必要ない、と思っている人もいるかもしれませんね

ところが、脳機能の低下は30代から始まっているそうです!

そして、65歳ぐらいになると目に見えて脳の萎縮が表れているのが分かるのだとか*1

そんなに早く!?

しかし、脳機能が低下する理由は年齢だけではありません

一般的に、脳機能疾患が原因になる他に、飲酒や喫煙が脳の萎縮を進行させると報告が上がっているそうです*2

お酒やタバコが好きな人はドキッとする話ですよね

それにしても、どうしたものか?

お酒やタバコはやめたくないけれど、何か運動ぐらいはした方が良いのだろうか?

でも

時間もお金も余裕がない

運動を始めるようなやる気もなかなか湧いてこない

という方も多いでしょう

(私も、日課のスクワットをさぼりがちで……いえ、何でもありません)

そこで、誰にでも簡単にできるけれど、適度に難しい「指回し体操」をご紹介いたします!

皆様も指回し体操のやり方を学んで、私と一緒に認知症を予防して豊かな人生を作っていきましょう!

指回し体操のやり方

ご注意!どんな体操でもそうですが、簡単とはいえ体に合わないものもあります 。自分の体調や体の相性と相談して、無理せず取り組みましょう

1. まず、両手の指先を軽く合わせて、手のひらをドーム状にします

2. そして、触れ合っている親指を離して、左右の指をクルクル回していきます

3. 10回回したら、親指をまた軽く触れ合わせて、人差し指を同じように離して、くるくる回します

※指を回すとき、できるだけ指同士が触れ合わないように注意しましょう。また、回している指以外はできるだけくっつけた形を維持してください

ちょうど、⇩のイラストのように回しましょう

4. この指を回す運動を中指、薬指、小指と続けて行います

個人的には、中指、薬指を回すのが一番難しいと思います。薬指なんて、指が攣りそうになるかもしれません

5. 方法は以上ですが、もし余裕があれば指を回す方向を反対にしてやってみてください。意外と難しいと思います

指回し体操の効果について

こんな簡単な体操が本当に認知症予防に効果があるのか? 疑問に思われる方もいるでしょう

しかし、指回し体操の効果は脳機能だけでなく多岐に渡っているのです

以下に、栗田昌裕氏の指回し体操を用いる健康法の多様な効果より抄録を引用させていただきます

指回し体操は、空間認知兼姿勢制御運動を特徴とする簡便な健康法として筆者が創案した方法である。それは1992年に拙著により一般社会に紹介された。その生体に及ぼす効果は多彩であり、運動系、自律系、感情・情緒系、感覚系、認知・言語系、代謝系に亘る。指回しは運動系では柔軟度や筋力に影響があり、自律系では皮膚血流や瞳孔対光反射に影響が生じ、感情・情緒では主観的な元気度が増す。指回しは脳波への影響が観察され、認知・言語系では、迷路抜け速度、計算速度、読書速度、数字記憶力、数字認知速度などが改善し、代謝系では体重変動が生ずる。また、交番磁場に対する感受性の亢進も生ずることが分かった。このように多彩な影響が生ずる理由は、指が知的機能の拠点であり、空間認知を支える視覚と連動しながら、姿勢制御系とも密接に関わり、しかも食べる動作を通じて内臓諸機能とも連携しているからである。指回し体操を活用した指回し健康法は、心身を総合的に高めて、健康を促進する上で有用と思われる。特に高齢者の健康寿命を促進する手法としても有意義である。

指を回すだけでこれだけの効果を及ぼすとは、まさに驚きです!

参考動画

上記の説明で分かりにくかった方には、You Tubeで動画を見つけましたのでご紹介します

脳トレ・指回し体操 - YouTube

指回し体操を紹介することで皆様の健康な人生の一助になれば幸いです