「どうせ自分なんて」と卑下しがちな私へ
私は介護士として日々、人と向き合う仕事をしています
その中で、自己肯定感の大切さを実感する瞬間が何度もあります
仕事で失敗してしまった時
利用者さんが転倒などの事故に遭ってしまった時
など「どうせ自分には何も出来ない」と思ってしまう瞬間は枚挙に暇がありません
宮崎直子氏の『鋼の自己肯定感』は、そういったネガティブになりがちな私自身の心にフッとポジティブな風を吹き込んでくれました
はじめに
『鋼の自己肯定感』は、自己肯定感の強化を促す実用書です
著者は心理学の専門知識を背景に、読者が自己の価値を認識し、ポジティブな自己イメージを育むための具体的な方法を提供しています
本書の要約
宮崎氏は自己肯定感を「自分自身の存在を収入や能力などの条件なしで心から受け入れ、価値あるものと感じる能力」と定義しています
この条件がないという部分が重要で、
収入や能力、上手くいったこと、いかなかったことなどの条件付きで高まっている自己肯定感=自己有効感である、としています
私たちが高めるべきなのは条件なしの自己肯定感で、これはどんな状況でも下がったりせず、上げ続けていくことが出来るものとしています
本書では、自己肯定感を高めるための多様なアプローチが紹介されています
重要なのは、自分自身との対話の仕方を見直し、自己批判を減らすことです
具体的な方法
著者は日記をつけることや、感謝の気持ちを表現する練習、他者との比較を避けることなど、日常生活の中で実践可能な方法を提案しています
また、挫折や失敗を経験しても、それを自己価値の低下と捉えず、成長の機会として捉える視点の転換も求められます。
『鋼の自己肯定感』を読んで
介護士として働く中で、私自身も自己肯定感の低さに苦しむ時があります
この本を読み、自分自身の小さな成功を認め、評価することの重要性を改めて理解しました
例えば、利用者の方々に感謝されたとき、それを素直に受け取ることができるようになったのです
(良く感じてみると、そのような機会はとても多い事にも気づきました)
ちょっとずつでも、条件なしの自己肯定感を高めていければ良いと思います
読むのが苦手なあなたでも耳読書ならスーッと入ってくるかも知れません
もしくはAudibleはどうでしょう
興味のある方は是非、聴いてみて下さい
まとめ
『鋼の自己肯定感』は、自己肯定感を高めるために役立つ具体的なアドバイスが満載の書籍です
日常生活の中で少しずつ実践することで、確実に自己肯定感は向上します
この本を通じて、読者の皆さんも自分自身の価値を見つめ直し、新たな一歩を踏み出すきっかけにしていただければ幸いです
私たちが日々直面する大小様々な試練に対して、内面から湧き上がる力を育てるためにも、ぜひ一読をお勧めします
自己肯定感が高めて、人生をより豊かで意味のあるものに変えていきましょう