パンダに学ぶ生き方のヒント11月号
心と体を柔らかくしておけば、 けがをしません。
パンダはよく木から落ちます。
でも、木から落ちてもけがをしないのは、 体が柔らかいから。
四足動物のなかでも ネコと同様の柔軟性を誇ります。
パンダに学ぶ 生き方のヒント
相手を批判したり、否定したくなったときは、 〈心の柔軟性〉が失われています。 思い込みを捨て、視野をグーンと広げて心のストレッチをしましょう。 柔軟な心を持っていれば、人生に降りかかる困難や変化も容易に乗り越えることができるでしょう。
オレンジページ2022年12月17日号特別付録①より
おすすめ心のストレッチ方法
心を柔軟に保つことの大切さは、皆さんも人生の何処かで気づいているのでは、と思います
職人のように自分の技術や特色にこだわりを持つことで輝く人がいるのも事実ですが、
大多数の普通の人にとって、こだわりが害になることが多いのもまた事実ではないでしょうか?
そんな私達が心を柔軟に保つために、どんなことをしていけば良いのか?
おすすめのエクササイズを2つご紹介したいと思います
1.セドナメソッド
もし、マイナスの感情を手放せずにいるのなら、セドナメソッドをおすすめします
これは「手放しの法則」とも呼ばれています
1970年台にレスター・レヴェンソンによって始められ、広まったマイナス感情を手放すエクササイズです
必要なのは静かな場所と、
マイナスの感情は自分の一部ではなく、必ず切り離すことができるという事実を認めることだけです
まずは①リラックスして自分の心に集中してみましょう
そして、②自分が嫌悪感を持っている事柄を思い浮かべ、気持ちに浸ってみて下さい
できるだけその気持ちを味わってみると良いでしょう
次に③「 この気持ちを手放せますか?」と自問しましょう
答えがYESでもNOでも大丈夫です
答えにあまり意味はなく、このエクササイズの目的は手放す意識をうながすことだからです
人によっては、答えがNOでも手放せる場合もあります
④「 この気持ちを手放したいですか?」と問います
もし、答えがNOだったり、分からない場合は
さらに「 この気持ちを持ち続けたいですか、それとも手放したいですか?」と問いましょう
持ち続けたいを選んでも良いのです
次に、⑤「 この気持ちをいつ手放しますか?」と問います
「 今」と答えられればすぐに手放すことが出来ます
また、いつ手放すかは自分でいつでも決められます
⑥気持ちを手放すことができたと感じるまで②〜④を繰り返して下さい
簡単に説明すると、こんな感じです
この説明はおおよそ「脳にいいこと」だけをやりなさい!に準じていますが、
セドナメソッドについて詳しく知りたい方は⇩をご参照下さい
ロングセラー書籍の改訂版ということで、より実践しやすくまとめられています
2.鏡のマジック
自分のマイナス感情に向き合うのが苦手、もしくは怖いという方もいるでしょう
そんな方には、鏡を利用する方法をご紹介します
何をするかと言えば、鏡に向かって自分を褒めることです
え、と気後れした方が多いのではないでしょうか?
私達は、自分を褒めるのが苦手ですよね
だって、そんな事するのは恥ずかしいし、なんだかおかしいですし
人によっては傲慢なことだと思うかもしれません
これも「脳にいいこと」だけをやりなさい!で紹介されていた方法です
(セドナメソッドの直後に紹介されていたので、私はセドナメソッドと対の方法だと言っても良いんじゃないかとも思っていますが)
何故、こんな方法が必要なのかといえば、私達が普段、自分自身を駄目な人間だと自分に言い聞かせているからです
その結果、私達の持つエネルギーが縮小し、幸福感を感じられなくなっているというわけです
最初のうちはなかなか褒める部分が出てきませんが、繰り返し練習するうちに結構、褒めるところが出てきます
そして、褒める習慣が身について、褒めるべきところが見つからなくなったとき
理由もなく自分自身を好きになることが出来る様になります
おしまいに
害があるこだわり=マイナスの思考や感情を捨てて、柔軟に保つのは、まさに”言うは易く行うは難し”ですよね
でも、これは誰でもなく自分自身のために
自分が傷つかないために
自分が幸せになるために
心を柔らかくしておくのも良いんじゃないかな?と思います
もし気になった、やってみようと思われた方は、お金も道具もほとんどいらないので、気楽に試してみてください