介護福祉士『ルドルフ』のつれづれブログ

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【介護】筋トレのすゝめ【高齢者向け】

【目次】

フレイルについて

最近テレビを見ているとフレイルについてよく話題に上がっていますね

簡単に言うと、フレイルは健常と要介護の間の状態を指しています

身体的だけでなく、心理的、社会的、環境的影響も多分に含まれた概念です

このフレイルになる原因には筋力の低下も含まれています

今回は前回に続いて筋トレを、特に高齢者のフレイル対策としての筋トレをテーマに書きたいと思います

何故、筋トレなのか?

例えば、定年退職で一日中ずっと家にいる高齢者を考えてみましょう

それまで通勤のために歩いていた道を歩かなくなった

仕事で動かしていた体を動かさなくなった

仕事や人付き合いで使っていた頭を使わなくなった

おしゃべりをしなくなった

仕事をやめて時間ができたけれど、何をすれば良いか分からない

これだけ見ても、体も頭も心も、徐々に弱っていくのが目に見えるようです

うちの父のように庭仕事でも趣味があれば、まだ良いですが、それまで仕事一筋で趣味もない人もいるでしょう

フレイル対策としてスクワットを

筋トレは、上記の状態を避けるための基本的な力をつける方法です

特に、足を鍛えるスクワットが最も重要でしょう

歩く力を維持できれば、外に行く機会が増えます

外に行けば、刺激を受ける機会も増えるでしょう

体だけでなく、頭と心を健全に保つことができるかも知れません

もしかしたら、筋トレにハマってQuality of life(生活の質)を向上する切っ掛けになるかも知れませんね

スクワットをするときは椅子を利用しよう

サイズの合った、頑丈な背もたれ付きの椅子は、スクワットだけでなく筋トレで便利に使えます

腰を深く下げるのが難しい方は、

椅子に腰掛けてスクワットをするのが良いでしょう

膝にかかる負担を減らして、筋肉に適切な負担を掛ける助けになります

手順は以下の通りです

1. 椅子に浅く腰掛ける(背もたれにより掛からない程度)
2. 両腕を胸の前でクロスするようにして肩に添える
3. 頭をお辞儀するように傾けながら、両足に力を入れてゆっくり立ち上がる
4. 背筋を伸ばすようにして、しっかり立つ
5. 手を肩に添えたままゆっくり腰を下ろす(⚠バランスが崩れないように注意⚠)
6. 1.〜5.を無理をしない程度に繰り返す

⚠⚠万一バランスが崩れても危なくないように、椅子は必ず背もたれ付きを利用して下さい⚠⚠

(イラストは背もたれないですが(汗))

おしまいに

他にも、背もたれ付きの椅子は筋トレで活用の幅があります

例えば、背もたれを持ったままスクワットをすることで、膝の負担を減らすことができます

筋力が向上して、椅子のスクワット→通常のスクワットへ移行する前に、自信をつける意味で間に挟むと良いでしょう

他にも、腕立て伏せでも使えます

普通に床に手を突くより、椅子に手を置いて腕立て伏せをする場合、やはり負担を減らす効果があります

このように、徐々に難易度を上げていけばどこまでも筋力は向上します

最近の研究では、筋力は何歳からでも鍛えることができるそうです

皆様の幸福な生活を継続するために、

老後をより豊かにするために、

このブログが役に立てば幸いです