BCPの義務化について
介護施設のBCP(事業継続計画)の義務化が今年4月から始まりました
はて、BCPとは何ぞな? と私も思いましたが、
BCPとは、災害などの緊急事態が発生した際に事業を継続するための計画のことです
介護施設におけるBCPの意義
介護施設においては、利用者の安全や健康を守るために、災害時にも適切なケアを提供するためにBCPが必要です
具体的には
災害時の避難経路や場所を明確にする
災害に備えて食料・医薬品の備蓄する
災害時にどのように動くべきかシミュレーションし、地域との協力体制を築く
これらの対策を講じることで、介護施設は災害時にも円滑な運営を続けることを目指すわけです
必要なのは制度そのものではなく、意識すること
介護施設と災害と聞くと、直近では能登半島地震の中で自らも被災しながら、介護を続けた職員の方々が思い浮かびます
彼らは被災時の物資不足、電力不足、人員不足に直面しないればいけませんでした
私達は、これを意識して教訓にするべきです
ただの制度として形を整えるだけではなく、
そのためにBCPを利用するべきだと思います
おしまいに
日本は災害大国だというのは国内外の共通認識ですが、
同時に
「自分は大丈夫」
「自分がそんな目に合うわけない」
と、心の中で思っているのが本音だと思います
勿論、私もそうです
でもそういう考えでは、今後起こりうる首都直下地震や津波災害、土砂災害に対する心構えができないまま向き合うことになってしまいます
BCPに取り組むことで、そういうシミュレーションを日頃から行い、いざという時混乱したり迷ったりして避難が遅れることがないように努めていきたいですね