『資本主義の次に来る世界』— 環境と人類の共生を考え直す
資本主義という経済システムは、技術的進歩や物質的豊かさをもたらしましたが、同時に深刻な環境破壊や社会的不平等を加速しています
この持続不可能な道をどう変えることができるのでしょうか?
ジェイソン・ヒッケルの著書『資本主義の次に来る世界』をオーディオブックで聴きました
正直、文字で読んでいたら読み通すことは出来なかったんじゃないかと思います( ̄▽ ̄;)ハハ
ちなみにオーディオブックはaudiobook.jpで購入しました
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この本では、私たちが直面している危機に対して、根本的な解決策を提案しています
本の要約
ジェイソン・ヒッケルは、資本主義の根底にある「無限の成長」の神話を批判し、その代わりに持続可能性を中心に置いた経済モデルを提唱しています
特に注目すべきは、彼がアニミズムと二元論を対比して議論している点です
二元論的世界観では人間と自然は分離されて考えられがちですが、アニミズムではすべての存在が相互に関連し合い、生命を共有していると捉えます
この視点から、ヒッケルは私たちが自然との新たな関係を築くことの重要性を説いています
本書の重要なポイント
ヒッケルの提案する持続可能な経済モデルは、再生可能エネルギーの導入、持続可能な農業への転換、そして経済活動の地域化を含みます
それ以上に重要なのは、人間と自然の新しい関係をどのように形成するかという問題です
資本主義経済を推し進めながら、持続可能なモデルを実現することは困難であると、多くの実例とデータからヒッケルは述べています
アニミズムの視点を取り入れることで、私たちは自然との共存のあり方を根本から再考する必要があるでしょう
著者について
ジェイソン・ヒッケルは経済人類学者としての深い見識を持ち、持続可能性と経済成長の批評家としても知られています
彼の議論は豊富なデータと実例に基づいており、環境と人間の未来について深く考える上で重要な視点を与えてくれています
おしまいに
『資本主義の次に来る世界』を通じて、私たちはただ経済システムを変えるだけでなく、人間と自然の新しい関係を築く方法を考えなければいけないのかもしれません
地球との共生をどのように実現できるか、考え、行動に移していく
正直難しいですが、人間が地球上でこれからも生きていくために必要なことのようです