静かに楽しむ家族のクリスマス
プレゼントがなくても心温まるクリスマス
今年のクリスマスは、父母、弟と私の4人で静かに過ごしました。かつてはプレゼントを交換しあい、賑やかに盛り上がるイベントだったクリスマスですが、年齢を重ねた今、そういった習慣は自然と少なくなりました。それでも、心が温かくなるのは、やはり家族と一緒に過ごす時間があるからでしょう。
特に今回は、「物より心」を感じる時間でした。何か特別な準備をしたわけではありませんが、普段通りの会話や笑い声がクリスマスの特別感を醸し出していました。
チキンとケーキでつながる家族の絆
この日のメインは、母がコンビニで買ってきたチキンとケーキを分け合って食べること。普段は忙しく、家族全員が一緒に食卓を囲む機会が少ない私たちにとって、こうした何気ない時間はとても貴重です。
コンビニのチキンと言えば手軽でありながらも味は本格的で、家族みんなが美味しくいただきました。そして、母が選んでくれたケーキはちょうどよいサイズ感で、見た目も華やか。食べ物を分け合うことで自然と会話が弾み、昔話やちょっとした冗談も飛び出しました。
クリスマスキャロルで締めくくる心温まる夜
夜のひとときは、1年ぶりにディケンズの『クリスマスキャロル』を読みながら静かに過ごしました。この物語は、何度読んでも心に響くものがあります。スクルージがクリスマスの真実の意味に気づいていく過程は、私たち自身にも問いかけてくれるようです。
「物」ではなく「心」を大切にするクリスマス。家族と過ごすこの静かな夜は、まるで物語のラストシーンのように温かく、来年もまたこうして過ごしたいと思える時間でした。
静かに過ごすクリスマスは、日常の大切さや家族の絆を再確認する良い機会です。皆さんも今年はディケンズの名作を手に取って、心静かにクリスマスを締めくくってみてはいかがでしょうか?