介護福祉士『ルドルフ』のつれづれブログ

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【介護】歌は高齢者レクにおすすめ、地元の歌ならより効果的!

高齢者レクで世代の歌、故郷の歌を歌おう!

こんにちは! しがない介護士です!

皆さんはジモティーとして、地元の歌をどれだけご存知でしょうか?

私は恥ずかしながら、介護の現場に携わるようになって覚えた歌の方が多いです

しかし、故郷の歌を覚えてからは、特に好んで高齢者レクリエーションに活用しています

それは故郷の歌が、特に高齢者の世代に合った歌が、レクリエーション効果が高いと知ったからです

これは私オリジナルの考えではないので、

知っている人はよくご存知でしょうね

大抵の方は、ご自分の世代の歌はよく知っているはずです

親の世代の歌も、親が聞いているのを見て知っているかもしれません

けれど、祖父母の世代の歌や、当時の流行についてどれだけ知っているでしょうか?

私達は皆、自分の世代の歌、故郷の歌を歌うことで、当時の自分自身とダイレクトに繋がることが出来ます

歌うことで、当時を思い出すキッカケになる場合が多いのです

これが、高齢者の方、特に要介護・要支援の方にどのような効果があるのか?

以下で説明していきたいと思います

【目次】

効果1.体は動かなくても、声は出せる、聴こえる、頭の体操になる

歌うことで、どのような効果があるか?

まず、身体的には

・声を出す機能

・口を動かす、飲み込むなどの機能

・呼吸をする機能

・血行を促進する機能

・思い出す機能

が高まります

高まるまでは行かなくても、少なくとも維持することはできます

声を出して歌おうとすると、これら全ての能力を活用する必要があるからです

声を出すことで肺を動かし、空気を取り込みます

口を動かすと唾液が出やすくなるので、飲み込む必要もあります

肺が空気を取り込むことで血行が促進されて、心身の機能が高まります

また、例え声を出してが歌うことができなくても、耳は聴こえています

耳が遠くなっていても、歌詞を見ると口ずさむこともあるのです

これは歌詞を思い出そうとして、頭をフル回転させている状態です

聴くだけでも、頭の体操になっているわけですね

効果2.当時を思い出すことで、高齢者の心が若返る

皆さんには、思い出の曲や歌はありますか?

その歌を歌うと、思わず歌を覚えた当時を思い出すような歌です

もしあるのでしたら、故郷の歌や高齢者が若い頃に歌った歌が、彼らの心を若い当時の時代に連れて行ってくれることを、理解できるのではと思います

昔を思い出すと、心も若返り、活力が蘇ってくるのです

すると、皺ばかりの顔に可愛い笑顔が浮かびます

それを見たとき、私もこの仕事をしていて良かったと思えるのです

人は、パンのみで生きるにあらず

人を生かすのに、人の心を度外視するわけにはいきません

それは高齢者だけでなく、お手伝いをしている私達、介護をする者も含まれます

介護士だけではありません

要介護者や要支援者の家族やご友人にも、一緒に笑顔になってほしい

一緒に歌を歌うことで、それが出来るのではないかと信じています

長崎の名曲BEST5

例えば、地元の歌には何があるでしょうか?

私は、長崎の介護士なので、長崎の歌を例に挙げていきます

長崎は今日も雨だった【内山田洋とクールファイブ】

1969年発売のグループ最大ヒット曲1

グループ脱退後に、前川清さんが歌っていることはあまりに有名です

特に雨が多いわけでもない長崎に、雨のイメージを植え付けた原因でもあります(笑)

長崎の鐘【藤山一郎】

随筆『長崎の鐘』の作者、永井隆さんの心境を歌った歌であり、原爆被害者だけでなく戦災の受難者全てへの鎮魂歌2とも言われています

藤山一郎さんが、格調高く歌い上げた美しい歌

長崎の女(ひと)【春日八郎】

1963年のヒット曲

春日八郎さんは、むしろ『お富さん』『別れの一本杉』で有名な演歌歌手

演歌の第一人者とも言われています3

長崎物語【由利あけみ】

1939年発表

『じゃがたらお春』4をモデルにした曲

同名のお菓子がありますが、これも1639年の切支丹禁制によってジャガタラ(当時のジャカルタ)に追放された混血児達の日本を想う望郷の手紙文(ジャガタラ文)をパッケージモデルに作られています5

長崎にお立ち寄りの際はお土産にどうぞ

長崎ぶらぶら節【作者不明】

長崎に伝わる民謡

江戸時代の初期から明治時代初期にかけて歌われたお座敷唄

昭和初期にレコード化されて全国で有名になりました

なかにし礼さんの同名小説(また小説を原作とする映画)はこれを元にしています6

おしまいに

歌には、当時の時代背景や世相が反映されています

当時を生きた高齢者の方にとって、タイムカプセルと呼んでも間違っていないでしょう

そんな特別な歌を若い我々と一緒に歌う機会は、お爺さんお婆さん方にとって、滅多にない、楽しい時間になるはずです

介護の現場に携わる方には、是非ご自身の地元の歌を調べて、高齢者と一緒に歌って頂きたいと思います