お休みの日は、散歩をすることがある
習慣になっていないのが玉に瑕
今回は近所の長い坂道を登り、住宅街をぐるっと回って下ってくるルートで
おおよそ1時間30分歩いていた
寒波が落ち着き、雪がちらつく中だったので空気は冷たい
その上、たまにビューと強風が吹く
被っていた帽子が飛ばされそうなほどの風だ
ちなみに、帽子を被っていたのは母である
母も一緒に散歩をすることがある
理由を聞くと、将来、車椅子の生活になりたくないので、今のうちに運動したいとのこと
年を取ってから子供に迷惑を掛けたくないという親心もあるのだろう
母は話し好きで、散歩中ずっと話をしていた
住宅街にある綺麗な家々を見ては「あの家は可愛いね」とか「宝くじが当たったらああいう家を買いたいね」とか、他愛のないものばかりだ
私は相槌を打っていることが多かったが、お互い笑っていることが多くて、まあ夢中になっていたと思う
そんな風に話をしていると、いつの間にか坂道の頂点に到達していた
ここまでで、おおよそ1時間ほど掛かっていただろう
なかなか、清々しい気分だった
ふと思うに、私が一人で歩いていたらこれほど軽々と坂道を登っていなかったのではないだろうか?
たぶん、母の歩きに合わせようとせず自分のペースで登っていれば、もっと早く登れていただろう
だが、辿り着いたときにはきっと、息切れ激しく、達成感を十分に感じるゆとりも無かっただろう
最近は仕事柄か、腰と膝に痛みがあることが多いので、ハイペースで症状が悪化していたかも知れない
(実際、帰ってきてちょっとだけ痛みがあったので、湿布を貼って対応していた。母には整骨院を勧められた。要検討)
散歩はあくまで健康のため、気晴らしや趣味のために行うものだと思っている
ハイペースで体調を崩したり、楽しめなければ本末転倒であろう
ペース配分に十分注意して、景色を楽しんだり、誰かと話をしながら余裕を持ってやっていくのがベターなのかも知れない