苔むした道に素人探偵じみた考察を
先日、散歩をしていた時、びっしり苔が生えた歩道を通りました
ふと視線をあげると、車道を挟んだ反対側の歩道には全く苔が生えていませんでした
私はどうしてあちらとこちらで苔が生えたり生えなかったりしているのか考えてみることにしました
なんてことの無い思考の遊びでした
カーブと壁で陽が射しにくい
もう一度周りを見回して、この道がどういう位置関係にあるかを確認しました
上り坂で、右に大きくカーブしており、それに沿って高い壁が
そして、お昼すぎの高い陽光はその壁を越えて、向かい側の歩道にだけ差し込んでいて、私が歩いている苔むした歩道には全く当たっていないようでした
この陰が苔に調度良い環境を提供しているのは、まず間違いなさそうです
家が少なく、人が歩かない
もうひとつの要因として、カーブに沿った壁のために苔の生えた歩道側には人家が少なく、反対側には人家が多いようでした
ということは、こう考えることもできます
人が住む家が少ないのだから、歩く人もまた少ないのではないか?
歩く人が少なければ、それだけ苔が踏みつけられたり蹴飛ばされたりすることもなく
苔が歩道に安心して棲むことができているのではないか、と
おしまいに
というようなことを、散歩の中のお遊びとして、もしくは思考の運動として考えてみました
別に大して大きな意味もなく、元手も掛からないのですが、割と楽しかったです